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愛する父へ最期の手紙





こんばんは。

コロナ感染防止のため、ながらくお店を休ませていただいております。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?


さて、ちょっと、いやかなり私的な内容のことをこれから書きます。

タイトルにある「愛する父へ最期の手紙」

実はこの手紙は、私が書いたものではありません。

私の姉が、父のことを「ある方」へ語り、

その方が文章に起こしてくださいました。

何度読んでも泣けてきます。

今回はその方に掲載の許可をいただきまして、こちらに記させていただきます。




とても 強い人でした

責任感が強く情に熱い

六人兄弟の三男として 先立つ兄弟を見送り

何かあったら自分がと そういいながら兄弟を支えていた あなた




(↑私が7歳の頃。私は父っ子で、父と結婚したいと本気で思っていました)


仕事に対する情熱が熱く

それ故に厳しい人でしたが

社員へと 深い愛情をもって接している姿は

不器用ながらも 伝わってくるものがありました



会長職について 直接業務から離れても

取引先や メーカーの人たちから 慕われていたあなたは

本当に私たち家族にとって “誇り” でしたし

その背中は とても頼りがいがあって 大きなものでした



深い愛情でいつもあなたは包み込んでくれましたね

家族の男女比1:3で おしゃべりする私たちをあなたはいつも黙って聞いて

その穏やかな顔には 家族との時間を楽しくすごす父の気持ちが 見えるようでした


(↑癌と診断される4か月前、ここ数年お正月には家族で旅行へ行っていました。)



病気になって静かに眠るあなたを見たとき 初めて気づいたことには

あなたが とても大きな存在だったこと

普段そっけない態度をとっていたけれど 本当は大好きだったこと

お父さんの子供でよかったと そう伝えたいこと



まるであふれるように こみあげてくる思いは とめどなくて

お別れの名残は いつまでも つきることはありません

家族の事を 愛してくれて ありがとうございました

あなたからもらった愛情も 優しさも ぜんぶ抱えきれない程です

家族 社員の皆と 頑張って少しでもあなたが興した事業を続けられるように頑張ります



だからどうぞそちらの世界から

いつもの穏やかな瞳で 私たちの事を 見守っていてください

今までたくさんの愛情を 優しさを ありがとうございました



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以上。

この文章は法倫会館の渡邉さんという方が書いてくださいました。

渡邉さんは父の通夜・葬儀を担当してくださった方で、

当日の司会もしていただきました。

この文章は葬儀の最期に読む<ナレーション>として渡邉さんが作成したものです。

当日姉から「読んでみて」と渡されたときは本当に涙が止まらず、

渡邉さんには「これが私たちが伝えたいことのすべてです」とお伝えしました。

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病気になる前の父は、とても姿勢が良く、どっしりとしていました。

大好きなゴルフを続けていくために

毎朝体操をするような、健康そのものの人でした。


2年前に肝細胞がんが発見されたときは

「早期発見できてお父さんは運が良かねーー!」

「治療もすぐに対応してもらってお父さんは本当に運の良か!」と

自分で良く言っていました(笑)


入退院を繰り返しながら、放射線や抗がん剤治療を続けていましたが

昨年末に一時退院した際に転んでしまい、

本人も私たちも気づかぬうちに、腰と背中を骨折していました。

今年の1月末から再入院させてもらったのですが

骨折の痛みのため寝返りも打てない、ましてや抗がん剤治療もできない。

本当につらい2か月だったと思います。



(2020年1月、これが家族4人での最後の旅行でした。

このころの父は既に腰や背中が痛くてたまらなかったはずです)




3月中旬からは「コロナウイルス」の感染防止のため

病院の面会時間も30分までとなり、

最期の時が近づいていると、本人も私たちも感じている中、

会えないもどかしい日々を経験しました。


でも、亡くなる1週間前には先生が一時帰宅の手配をしてくださり

(動けないので寝たまま移動できる介護タクシーをお願いしました)

たったの3時間でしたが、お家に帰って一緒に庭を眺めることができましたし、

父の最期の瞬間は家族全員で看取ることができ、

本当に「お父さんは運の良か!」と私も思います。


長崎みなとメディカルセンター6階病棟の看護師さん療法士さん、

そして担当の先生、本当にありがとうございました。

先生は父の病気を本気で治そうとしてくださり、

病状が進んでも、見捨てることはありませんでした。

分かりやすく逐一説明してくださり、いつも笑顔で可愛くて。(あ、女性です(笑))

先生に父を診ていただき本当に良かったと思っています。

本当に感謝してもしきれません。


大好きな父に優しく接してくださる看護師さんを見ていたら

父の前で泣いてはいけないと分かっていても

涙を止めることはできませんでした。

この時私は「優しさに泣く」という経験を沢山しました。

本当にお世話になりました。


周囲の人には弱い姿を見せたくないタイプの人だったので、

父の友人や知人には詳細を話せなくて、

亡くなる前日にお電話くださった方にも「元気です」とお伝えしていました。

この場を借りて、父のことを心配してくださっていた皆様に

お詫びとお礼を申し上げます。


かくいう私たちも、亡くなる瞬間まで

父がいなくなるなんて想像もしていなかったです。

今でも本当にいないのかな?って考えてしまいます。




ああ、、長くなってしまいました。ごめんなさい。


話は元に戻りますが渡邉さんが書いた「ナレーション」を読んだときに

これって「お手紙」じゃないかな?と思いました。

私以外の方が書いた、私たちの思い。

私には「お手紙の代筆業」をやってみたいという夢があるのですが

渡邉さんのやっている仕事は正に私のあこがれだなぁと思いました。


葬儀のお仕事、本当に素敵なお仕事ですね。

ホスピタリティに溢れていました。

父や私たち家族、親族の気持ちを受け止めていただきました。

コロナ感染防止のため、大きくはできなかった父の葬儀でしたが

本当に愛で溢れた式になったと思っています。

渡邉さんをはじめ、法倫会館のみなさま本当にありがとうございました。



父への最期の手紙って題名にしましたけど、

これからも私は父に手紙を書くと思います!


最後まで読んでくださりありがとうございました。











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